宮城県仙台市の中心部から車で30分ほどの距離にある水の森公園キャンプ場は、広々とした自然に囲まれながらもアクセスが良く、気軽にアウトドアを楽しめる人気スポットです。
大きな公園に隣接しているため、キャンプだけでなく散策や遊具遊びなども一緒に楽しめます。
キャンプ初心者だけど、設備って整ってるの?家族や子ども連れでも安心して行ける?といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際に私自身も初めて訪れる前は同じような不安がありました。
この記事では、そんな水の森公園キャンプ場について実際に体験してわかった感想やバーベキュー利用時のポイント、施設の清潔さや注意点まで詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、初めてのキャンプ場選びで迷っている方や、水の森公園キャンプ場がどんな場所か気になっている方が、ここなら安心して行けそう!と思えるヒントを得られるはずです。
水の森公園キャンプ場の感想レビュー!
実際に訪れて感じたキャンプ場の魅力
実際に訪れて感じた最大の魅力は、気軽さと快適さのバランスが非常に良いことです。
テントサイトは広々としていて、地面もよく整備されており、ペグの刺さりも抜きもスムーズでした。
初心者でも設営しやすい環境が整っています。
しかも1サイトごとに大型の木製テーブルとベンチが常設されており、料理や荷物置き場としてとても重宝しました。
場内には清潔な炊事場やトイレが複数あり、初めてのキャンプでも安心して利用できる印象でした。
特に印象に残ったのは100円で使えるシャワールームです。
5分間たっぷり利用でき、運動後や汗をかいたあとのリフレッシュにはぴったりでした。
男女別に分かれており、設備も新しくて安心感がありました。
周囲には池や木立、ちょっとした丘があり、四季の移ろいを感じながら過ごせる点も魅力です。
夜になると明かりが少なく、晴れていれば満点の星空を眺めることもできます。
都市部に近いとは思えない静かな時間が流れており、心からリラックスできました。

アクセスと立地|仙台市内から30分で行ける便利さ
水の森公園キャンプ場の魅力のひとつは、アクセスの良さです。
仙台市中心部から車で約30分という近さにあり、交通の便が良いため、思い立ったらすぐに出かけられるのが特徴です。
市街地から少し離れるだけで、豊かな自然が広がる環境に出会えるため、日帰りのデイキャンプや短時間のリフレッシュにもぴったりです。
専用の駐車場も完備されており、キャンプ場までの荷物の搬入も比較的スムーズです。
特に便利だったのが、無料で利用できる台車の存在です。
車を降りてからテントサイトまでの距離は少しありますが、台車のおかげで重い荷物も無理なく運ぶことができました。
また、周囲は広大な公園になっていて、子どもと一緒に遊具で遊んだり犬の散歩をしている方々とふれ合ったりと、キャンプ以外の楽しみ方もできます。
大きな公園に隣接していながらも、自然に囲まれた静かな空間が確保されている点は都市型のキャンプ場として非常にバランスが取れていると感じました。
初心者・家族連れに向いている
水の森公園キャンプ場は設備が整っているだけでなく、初心者や家族連れに嬉しい工夫が随所に見られます。
まず、キャンプ利用料金がとても良心的で、デイキャンプ500円、宿泊も同額の500円という安さです。
しかもチェックインは朝10時から、翌朝9時まで利用できるという長めの滞在時間も魅力です。
また、ゴミ捨て場が用意されているため、燃えるゴミを捨てて帰ることができ、持ち帰りの手間が減ります。
薪も安価で販売されており、直火は禁止ですが、焚火台を使えば安心して焚火が楽しめます。
針葉樹と広葉樹が混ざった束で、火付きもよく扱いやすい薪でした。
トイレやシャワーも清潔で使いやすく、おむつ交換台のある洋式トイレも完備されているため、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して過ごせます。
加えてキャンプエリアには自然の中でも安全に遊べる空間が広がっており、のびのびとした時間を過ごすことができます。
全体的に初めてのキャンプ場選びに必要な安心感が揃っている場所だと感じました。
設備の詳細と清潔さ|初心者でも快適に過ごせる工夫
炊事場・シャワー・トイレなどの水回り設備
水の森公園キャンプ場の水回り設備は、初めての人でも安心して使えるレベルで整っています。
まず炊事場は屋根付きで清掃も行き届いており、複数の蛇口が並んでいるため混雑することもほとんどありません。
洗剤やスポンジは持参が必要ですが、調理や片付けが快適に行える環境です。
トイレは複数箇所に設置されており、男女別で洋式と和式が混在しています。
特にテントサイト近くのトイレは比較的新しく、洋式トイレもありウォシュレット対応の便器があるとより安心できるでしょう。
女子トイレにはひろびろトイレと呼ばれる個室もあり、おむつ替えベッドが設置されていて小さな子ども連れには嬉しいポイントです。
シャワールームも使いやすく、100円で5分というコスパの良さが光ります。
男女別にしっかり区分され、説明書きも分かりやすく安心して利用できました。
ただしシャンプーやボディソープなどのアメニティは用意されていないため、事前に準備が必要です。
運動後や汗をかいた後のリフレッシュに、特にありがたい設備でした。

テントサイトやバーベキュー設備の使いやすさ
テントサイトはしっかりと整備されており、地面は適度な硬さでペグも打ちやすくキャンプ初心者でも設営に困ることはありませんでした。
各サイトには常設の大型テーブルとベンチが設置されており、作業スペースや荷物置き場としても大活躍。
バーベキューの調理にも使いやすい高さで、快適に過ごすことができます。
バーベキューに関しては、直火は禁止されているため焚き火台やコンロの持参が必要です。
ただし薪の販売があるため、現地で準備できる点は便利です。
針葉樹と広葉樹の混合薪が1束400円とリーズナブルで、火付きも良くて扱いやすい印象でした。
焚き付け用の木材も無料で提供されており、初心者にとっては助かるサービスです。
ただし、夏場は木陰が少ないエリアもあるため、タープを持参することをおすすめします。
また、車の横付けはできませんが台車の無料貸出があるため、重いBBQ道具の搬入もそれほど苦ではありませんでした。
全体的に使いやすさがよく考えられている設計だと感じました。

ゴミ捨て・薪の販売・台車の貸出など細かな配慮
水の森公園キャンプ場では、細かい配慮が随所に感じられました。
まず嬉しいのがゴミ捨て場の存在です。
生ゴミや燃えるゴミ、缶・ビン・ペットボトルなどの分別回収が可能で、キャンプの後片付けがとてもスムーズになります。
ゴミ袋は持参する必要がありますが、分別の案内も丁寧でわかりやすいです。
薪の販売も非常に良心的です。
1束400円で購入でき、針葉樹と広葉樹が混在しているため、焚き付けから持続まで対応可能。
さらに、焚き付け用の端材が無料でもらえる点もありがたく、着火に不慣れな初心者でも安心して火起こしを楽しめます。
また、駐車場とキャンプサイトの間には距離がありますが、無料で使える台車が複数用意されており、大きな荷物やクーラーボックスの搬入もラクにこなせます。
こうした小さな気配りがあることで、利用者の満足度はぐっと高くなると感じました。
これらのサービスは目立つ設備ではありませんが、初心者や家族連れにとっては安心して過ごすために欠かせない存在です。


実際にバーベキューをして感じたこと
バーベキューサイトの使い心地と注意点
水の森公園キャンプ場でのバーベキューは、とても気軽に楽しめる雰囲気でした。
テントサイトに備え付けの大型テーブルとベンチがあるため、調理スペースとしても食事スペースとしても使いやすいです。
テーブルの高さもちょうど良く、複数人で囲んで焼きながら会話が弾むのが嬉しいポイントです。
ただし注意点として直火は禁止されているため、焚き火台やBBQコンロの持参が必須です。
また、木製テーブルの上で直接調理をするなどのマナー違反が過去に発生しており、炭の焦げ跡が残ってしまった事例もあります。
利用時にはルールを守り、コンロや火器類はしっかりとした台の上で使用するよう心がける必要があります。
管理棟で利用ルールを説明される際に、過去の悪い例として焦げたテーブルの写真も見せられます。
これは少し驚きましたが、逆に利用者のマナーが施設の快適さを守る鍵になることを再認識させられました。
誰もが気持ちよく使えるよう、設備は大切に扱いたいところです。

あると便利だった持ち物・事前準備のポイント
実際にバーベキューを楽しんでみて、これは持ってきて良かった、これはあった方がよかったなと思うアイテムがいくつかありました。
特に役立ったのが以下の3つです:
- 焚き火台:直火禁止のため必須。地面を焦がさず安全に火を扱えます。
- タープ:木陰が少ない場所もあるため、日差し除けに最適でした。
- 火バサミと耐熱グローブ:薪や炭の扱いには欠かせません。火傷防止にもなります。
逆に、あればもっと便利だったと感じたのは、コンパクトな折り畳み棚や荷物の仕分け用ボックスです。
テーブルがあるとはいえ、調味料や食器、調理器具を整理して置くスペースがあるとバーベキューがさらに快適になります。
また、ゴミ袋は必ず多めに持参することをおすすめします。
分別が必要なので、種類ごとに分けて使えるような工夫があると便利です。
焚き火用の着火剤やチャッカマンなども忘れずに。
ちょっとした備えが、全体の満足度を大きく左右します。
周囲のマナーと気をつけたい利用者トラブル
水の森公園キャンプ場は基本的に静かで落ち着いた雰囲気の中で楽しめる場所ですが、やはり公共のキャンプ場であるため、利用者のマナーには差があります。
私が訪れた際も、夜中に大声で騒ぎながらトイレに行くグループや、車のドアを何度も大きな音で開閉する人がいて少し気になりました。
また、夜の時間帯になると地上の明かりが少ない分、音が非常に響きやすくなります。
これは自然の中で過ごす良さでもあるのですが、だからこそ周囲への配慮が必要です。
消灯時間や静かに過ごすルールを守ることは、利用者全体の体験を守るためにも重要です。
私は管理棟で説明を受けた際、マナーが悪い利用が続くとルールが厳しくなってしまうというお話も伺いました。
例えば、焚き火台の使用制限やチェックイン時間の厳格化などが検討される可能性もあるそうです。
これからも快適に使い続けるためにも、一人ひとりが意識を持つことが大切だと感じました。
水の森公園キャンプ場 基本情報
所在地 | 宮城県仙台市泉区上谷刈字堤下8246 |
アクセス | 東北道・仙台宮城ICから約9km(車で約15分)、仙台市中心部から車で約20分。 公共交通機関の場合は、仙台駅または泉中央駅から宮城交通バス利用、「水の森公園キャンプ場入口」下車徒歩10分。 |
営業期間 | 3月1日~11月30日(冬季休場 12月1日~2月末) |
利用時間 | ・管理棟営業時間:9:00~17:30(12~2月は10:00~15:00) ・日帰り利用時間:10:00~16:00(7~9月は17:00まで) ・宿泊利用時間:16:30~翌9:30 |
予約・受付 | ・予約方法:電話(022-773-0496)または管理棟窓口 | ・予約必須。利用希望日の2ヶ月前の同日から受付(4月利用分は3月1日から)
料金 | ・テントサイト(7m×7m・14区画、最大10名):日帰り500円/1泊500円 ・デイキャンプサイト(6m×6m・20区画、最大14名):日帰り500円 ・宿泊棟(最大24名):個人250円/専用利用6,100円(宿泊・日帰りとも) ・シャワー:100円(5分) ・駐車場:103台(無料、6:00~19:00入庫可) |
主な施設・設備 | ・管理棟、炊事棟(炉12基・流し12基)、シャワー棟、ファイヤーピット(要予約)、トイレ(2ヶ所・バリアフリー対応)、おむつ交換台、自動販売機 ・サイト地面:芝・土 ・レンタル用品:なし(用具の貸し出しは行っていません) ・薪・炭・着火剤は管理棟で販売 |
利用上の注意・禁止事項 | ・直火禁止(脚付きバーベキューコンロや焚き火台を使用) ・ゴミは持ち帰り ・テント・タープは区画内のみ設営可 ・ペット同伴可(建物内禁止・放し飼い禁止) ・中学生以下は保護者同伴 |
特徴・ポイント | ・市街地近くでアクセス良好、自然豊かで初心者から上級者まで楽しめる ・デイキャンプ・バーベキューも可能 ・ファミリーやグループ利用におすすめ |
連絡先 | 電話:022-773-0496(公益財団法人仙台市公園緑地協会) |
公式サイト | 水の森公園キャンプ場 |
水の森公園キャンプ場は、仙台市内からのアクセスが良く、リーズナブルな料金で利用できる市営のキャンプ場です。
テントサイトやデイキャンプサイト、宿泊棟などがあり、炊事棟やシャワーも完備。
レンタル用品はないため、必要なキャンプ道具は持参が必要ですが、薪や炭は現地で購入可能です。
予約は必須で、特に土日祝は早めの予約をおすすめします。
まとめ
水の森公園キャンプ場は、仙台市内からアクセスしやすく、豊かな自然と清潔な設備が揃った初心者にも安心なキャンプ場です。
炊事場やシャワールーム、トイレなどの水回りは手入れが行き届いており気持ちよく利用することができました。
とくにサイトごとに設置された大型テーブルや台車の貸出といった細やかな配慮は、初めての方でも快適に過ごせる要因となっています。
実際のバーベキュー体験では、設備の使いやすさに加えて、薪のコスパや調理スペースの便利さに満足する声も多く見られました。
ただし、直火禁止や火器の使い方、他の利用者との距離感といったマナー面はしっかり守ることが必要です。
こうした点を意識することで、自分だけでなく他のキャンパーにも気持ちよく楽しんでもらえる空間が保たれます。
マナーを守りながら、お互いに気持ちよく使える環境をつくることが、今後のキャンプ文化の質を高めていく鍵です。
自然の中でのんびり過ごしたい方、手軽に本格キャンプを楽しみたい方はぜひ一度「水の森公園キャンプ場」を訪れてみてはいかがでしょうか。
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